教授を虜にした小値賀

Profile

梶 立人 (かじ たつひと)

大阪生まれ。長崎大学多文化社会学部に在籍。4年生の時に大学を休学し、地域協力隊のインターン生となる。小値賀へ来るきっかけは、キラキラした眼差しで小値賀を語る先生の勧めだった。小値賀について話す教授の目は輝いていた。この時、「離島で人をキラキラさせることがあるんだ」と思い、小値賀に興味を持った。
現在では、インターンを終え、協力隊として小値賀町の商店街活性化のために奮闘している。

教授を虜にした小値賀

教授の話だけを聞いて住み始めた小値賀。
そこは、自身が経験してきた暮らしとはまた違った新たな感覚だった。

知らない人も「こんにちは」と声をかけてくる。温かい空気感。
そして、少し歩けば、海があり、釣りができたり、泳ぐことができる。

夜は居酒屋に入るとわちゃわちゃしているのに、出るともうそこは別世界。真っ暗で静かなその空間が、より楽しかった時間を濃厚に感じさせてくれる。

そんな教授を虜にした小値賀は、自然、大地、人とのつながりの大切さを教えてくれる場所である。

小値賀の商店街を賑やかに。「にぎやかそかい」

協力隊でのミッションは、商店街から広がる小値賀全体の活性化。

小値賀町の中心となる商店街で「にぎやかそかい」という組織を立ち上げ、イベントなどの企画・運営をしている。このミッションを続ける上で、できるだけ楽しむことを大切にしている。忙しい中でも活発な商店街の人たちを繋いでいけるよう活動をしている。

さらに、今回のミッションでは梶さん自身の中で、掲げているサブミッションがある。それは「学生にしかできないこと」。現役大学生の梶さんが持つ特権は、大学との関わりを持ちやすいこと。大学生は比較的柔軟に動くことができる。その大学生を、イベントや何かの集まりの時に小値賀に連れてくることができる。大学生だからできるパワーを小値賀で活用し、小値賀の活性化につなげて行くことを目的としている。

みんなの力を借りればいい

「地域おこし協力隊とは、文字通り「地域をおこす・活性化する人」と思っている人が多い。間違いではないけれど、地域では少し間違った認識を持たれていることが多いと感じている。協力隊が来たから、その地域全体が大きく変わる、協力隊がどうにかしてくれる、そう考える人が多い。本来、地域おこし協力隊はきっかけにすぎず、地域を根本から変えていくには島民一人ひとりが自分ごとに捉えて活動しなければならない。

協力隊になった時、この悩みを持つこともあるかもしれない。でも、1人で地域をどうにかしなければいけないとは思わず、みんなの力を借りればいい。

そして、自分のやり方を見つけて、いいと思ったらその土地のために頑張り続けることが、大切だと思う」と梶さんは言う。

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