島が見つけてくれた私の魅力

Profile

橋本 尚子 (はしもと しょうこ)

大学の地域創造学部を卒業。卒業後は、大学在籍中にアルバイトをしていたまちづくりの会社に入社。入社した年の10月に、ご縁があり小値賀町納島の地域おこし協力隊として入隊。
人口18人、スーパーや自動販売機もない二次離島に交流人口や関係人口といった人の流れを作るべく、SNSでの発信や宿を運営するなど、島の活性化に奮闘している。協力隊終了後は、大阪と島の2拠点生活を実現させ、会社の仕事と島の維持を目指している。

人口18人の二次離島で暮らす

長崎県五島列島小値賀町に属する二次離島「納島」
スーパーや自動販売機も無く、人口が18人、平均年齢が75歳と高齢者がほとんどを占める限界集落と呼ばれる地域である。

この島では、ほとんどの家が自給自足をしている。

自給自足で賄えない、必要な備品は隣の「小値賀島」に船に乗って買いに行く。
船での移動が当たり前。そんな環境での出会いがいくつもあった。

まちを創る。繋がりを創る。

「百代」とは、橋本さんが入社した会社。多方面からまちづくりをしている。橋本さんは大学卒業後、アルバイトとして関わっていた百代に入社。アルバイト時代からイベントの現場に関わったり、地域のための冊子を制作したり、多方面からまちづくりのお手伝いをしていた。大学では、地域創造学部という学部で観光を学んでいたため、観光のコースを作ったり、冊子を作っていた。

橋本さんは、納島でも多岐にわたって活動をしている。納島を知ってもらうためのPR、島のお手伝い、宿の運営、農業など。島外の人が来ることが滅多にない、島の人も島外の人と関わることがほとんどない、そんな場所でどのような繋がりを創るのか奮闘している。

映画「ALWAYS三丁目の夕日」の世界観に憧れて。

橋本さんは幼少期から「ALWAYS三丁目の夕日」の世界観に憧れていた。近所同士が家族のようで、人と人が助け合ってつながっている環境。橋本さんが憧れていた三丁目の夕日が納島にはあった。近所の人が困っていたら助け、そのお礼にお野菜をくれる。「晩ご飯食べてないならうちにおいで。」と家族のようにご飯も呼んでくれる。そんな繋がりがここにはあった。

納島での暮らしは、思っていたよりも不便ではなく、知らなかったことをたくさん教えてくれる。天候だけでなく、風の動きを見る生活。簡単には手に入らないからこそ工夫する生活。野菜がお店に並ぶまでにどれだけ大変な工程があるのか教えてくれる生活。様々な場面で学ぶことが多かった。

また、納島の平たい地形から見える景色は、忙しい毎日からふとした時に深呼吸をさせてくれる。私はこの景色や納島に何度も救われた。深呼吸をして何度も前を見ることができた。
私が感じたこの感動をたくさんの人にも伝え、1人でも多くの人の心の拠り所にしたいと思っている。そのためには、納島に来るきっかけや魅力を変わらず伝え続けることが私の使命なんだと感じている。

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